見出し画像

ドイツ連邦理事「仮想通貨の規制は世界的に行う必要」「全ての通貨が生き残ることはない」

ドイツ連邦銀行のヨアヒム・ビュルメリング理事(IT担当)は講演で、仮想通貨に対する規制措置は各国の協調によって行われなければ効果を上げないだろうと述べました。

ヨアヒム・ビュルメリング理事(左から二番目)

理事は「仮想通貨は本質的に、政府の規制するシステムを避けて設計されており、政府の介入の影響は限定的だろうと考えます。効果的な規制は可能な限り広い国際協力を通じてのみ達成可能です」と述べています。

EUではマネーロンダリング対策として、新たなEU指令で匿名での仮想通貨取引を禁止する措置を取っています。一方、中国が取引所を停止する措置を取りましたが、実際には中国の投資家は様々なアクセス手段で海外の取引所を利用していると見られ、仮想通貨を通じた海外への資金流出を避けるという目的は達せられていないと見られます。

理事は仮想通貨の投機がバブル的な様相を見せていることにも警鐘を鳴らしています。チューリップ・バブルやドットコムバブルのように、理論的に「公正な価値」が想定できないような仮想通貨に高値が付くような幻想が生まれている一方で、ドットコムバブルから生まれた多くの企業が死に、一部が巨大な存在となっているのと同様、全ての仮想通貨が生き残ることはないだろうと指摘。

注目されているICOでも詐欺的なコインが見られており、仮想通貨が既存の金融システムを様々な方面から揺るがす一方で、より安定的なシステム創出の一助となるかは不透明だと述べています。

Auswirkungen virtueller Währungen auf die Finanzmärkte
http://www.bundesbank.de/Redaktion/DE/Reden/2018/2018_01_15_wuermeling.html

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

3

仮想通貨ビジネス総研

仮想通貨に関するビジネス情報を発信していきます。株式会社イード運営。 お問い合わせはこちら https://www.iid.co.jp/contact/coinbusiness_contact.html
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。